Last updated on 2020年6月28日
四国地方の徳島県には「剣山(つるぎさん)」という昔から神秘的なスポットとして有名な山があるのをご存知でしょうか?
剣山は四国山脈の中でも、特に霊的な場所や財宝伝説などで知られており、山伏など多くの修験者が修験道として利用しており、山頂付近には行道としての洞窟なども存在しています。
霊峰としても山岳信仰の対象にされてきた歴史があり、他にもソロモンの秘宝といった古代ユダヤなどの言い伝えなども残っており、四国随一のミステリースポットとも言われていたりします。
筆者は過去に数年間、徳島県に住んでいた経験もあり、比較的身近な存在でしたが、周囲の人間の間では心霊スポットのような扱いをされていた事が多かったです。
今回はそんな「剣山」の神秘的な言い伝えについて、様々な説を紹介していきます。
剣山にまつわるミステリー
画像引用元:剣山
剣山(つるぎさん)にまつわるミステリーや伝説は非常に数多くあり、まさに神秘的という言葉がピッタリの場所と言えます。
その数多くの伝説から大手のテレビ番組なども何度か特集を組んだりしていますが、一部の場所が立入禁止となっており、未だにこれらの謎の真相が判明した訳ではありません。
剣山には「剣神社」や「大剣神社」、「龍光寺」「円福寺」といった神社があり、古くから山岳信仰の対象となっておることを物的に伺うことが出来ます。
大きな理由として、剣神社と大剣神社の総本社は剣山の中腹にあるのですが、そこには巨大な岩が御神体として鎮座しているからです。
巨石信仰と言えば、レイラインの考察でもその共通点をいくつか紹介しましたが、実は剣山は日本の中のレイラインにあたる場所でもあるのです。
また、イスラエルの大使はこの剣山に公式に二度訪問も行なっています。
徳島県に住んでいた頃の筆者は、まだ若かった事もあり、こういった不思議さにはあまり気付きませんでしたが、現在の年齢になると見えてくるものも変わってきます。
ソロモンの秘宝と呼ばれるアークが眠っている伝説
当サイトでも紹介した「日ユ同祖論」の中でも触れましたが、日本人とユダヤ人の祖先が同じ可能性であるという状況証拠が多く残っており、失われた10支族によってアークや三種の神器がこの剣山に持ち込まれたという伝説が残っています。
モーセがイスラエル民族と神との契約の証に受け取った十戒の石版、アロンの杖、マナの壺を収める為に造られたのがアークであり、これは旧約聖書にも残っている伝説です。
加えて、失われた10支族の行き先が仮に日本だったとしたら・・・。
その昔、アッシリア帝国が北イスラエル王国を滅ぼした時に、最も探していたと言われているのが、これらの三種の神器とそれを収めたアークだとも言われています。
その他にも、剣山と共通点を持つ部分としては、モーセよりもさらに昔、ノアの方舟がアララト山に漂着したのが7月17日だと言われていますが、これと同日に剣山では神輿を山頂に掲げる「剣山本宮祭り」が行われています。
※アークと神輿の共通点については「日ユ同祖論」をご覧ください※
では、何故これだけ日本には数多くの山があるのに「剣山」がその場所であるという伝説が残っているのでしょうか?
磐鏡神明神社の遺跡がユダヤ式の神殿と似ている
徳島県には白人神社という神社があり、その奥宮に磐鏡神明神社(いわさかしんめいじんじゃ)があります。この遺跡は1740年頃に発見されたものとされていますが、その特徴がユダヤ人に不思議な共通点を感じさせることで、日ユ同祖論の研究者の間では非常に有名なスポットです。
一説には、この遺跡は古神道の岩信仰だと言われています。
古神道とは、海外から入ってきた文明などに影響されていなかった頃の神道のことを言います。
簡単に言えば、古代の日本へ東に進んだユダヤ人が海を渡って住んだことで、異文化ではなく自然な日本文明として溶け込み、その形がそのままの姿で残ったのがこの神社遺跡であると言う解釈です。
この場所にはイスラエル大使の方も実際に訪れており、古代ユダヤ人との不思議な類似点を感じたと発言しているそうです。
高根正教氏が語った「言霊学」による場所の特定
剣山のソロモン秘宝伝説の先駆者は高根正教氏という方であり、同氏は日本の民謡である「かごめかごめ」の歌の歌詞を解釈したそうです。
かごめかごめの歌の中には鶴岩と亀岩を歌ったものであるとしており、かごめを籠の目=ダビデ王の紋章、そして夜明けの晩という言葉はヨハネを示しているという説です。
実際に、剣山には鶴岩と亀岩と呼ばれる岩があり、さらに「剣山」は「鶴亀山」と書いて「つるぎさん」と読んでいた時代があるそうです。
ある種の暗号のような意味合いに近いですね。
四国八十八ヶ所は聖域を守る結界である説
四国には空海が建てたと言われる、八十八ヶ所のお遍路で有名な神社があります。
四国に住んでいるとよく分かるのですが、八十八ヶ所もあるのでわりと近所にある場合もあります(笑)
この説は、八十八ヶ所の神社は実は結界の役割となっており、剣山に眠るアークと三種の神器を守る為に配置されたという説です。
空海と言えば、日本に密教を持ち込んだ僧として有名ですが、この「密教」というのがまた曲者です。
実際に、現代のお遍路さんは普通の人ですし、八十八ヶ所参りをしている人に地元民から偏見があるかと言えば全くありません。
筆者は中学時代、とあるお遍路道を完全に徒歩だけで歩いた経験がありますが、学校行事でしたし、当時はあまり深く考えようとも思いませんでした。
戦後のGHQが剣山を調査していた?
第二次世界大戦で無条件降伏をした日本は戦後まもなくアメリカのGHQによって管理化に置かれることになります。
マッカーサーと昭和天皇が並んで写真に映っているものは非常に有名ですが、ここに1つの仮説が立てられています。
あくまでも噂ですが。
戦前の大日本帝国は「現人神」であった天皇陛下を直接見ることはおろか、肉声を一般国民が聞くこともありませんでした。戦争の終結を伝えた有名な玉音放送では肉声が流れていますが、あれは録音されたものです。
そして、皇室に縁のある神社と言えば・・・伊勢神宮です。
あの八咫の鏡が奉納されており、本物は天皇陛下ですら見れないという物ですが、戦後GHQはこの八咫の鏡から例のヘブライ語を確認したという噂があります。
これによって、日本とユダヤの深い関係を知ったGHQによって剣山が捜索対象になったという説があり、その影響で現在も一部は立入禁止、さらに自衛隊なども配備されているようです。
では、何故ここでも剣山が調査されたのでしょうか?
これには日本のレイラインや渡来人の秦氏が深く関わっていると推測出来ます。
秦氏が関係したとされる栗枝渡神社
渡来人の秦氏は一説では古代ユダヤ人の血統であるのではないかという考え方があります。
そして、この栗枝渡神社(くりしどじんじゃ)にはユダヤ人と共通するはずの鳥居がありません。
このクリシドという名称は、キリストが訛ったものなのではないか?という説があり、ユダヤ人の子孫であった秦氏の一族が剣山に隠されたソロモンの財宝を守護するために結界として建てたという仮説があります。
また、クリシドはキリストの訛った言葉であることから、キリストが生存して日本にたどり着き、ここに隠れていたという説まであるのです。
剣山に限らず、キリストが日本へ来たという説はいくつかの地域に残っていますが、この神社もまた伝説の残る場所になっています。
伊勢神宮から高野山、剣山を繋ぐレイライン
伊勢神宮から南西に伸びるレイライン上には、空海の真言密教の本拠地とも言える「高野山」があり、その先に繋がるのが剣山です。
これも同じく日ユ同祖論で少し紹介しましたが、研究者の一部は戦後の日本はGHQによって新しい国造りに内部のユダヤ人が関わっている事を指摘していました。
日ユ同祖論自体は戦前から唱えられていた説であり、これらの仮説をGHQが確認しようとしていたとしても不自然さは感じません。
同じくレイラインも戦前からある考え方であり、伊勢神宮から高野山、そして剣山へと捜索が伸びたのかもしれませんね。
徳島県の忌部氏と皇室の関わり
現在では三木と名前が変わっているそうですが、徳島県の忌部氏は古代から皇室に大嘗祭(だいじょうさい)の時に麁服(あらたえ)と呼ばれる麻の織物を奉納していたとされています。
実際に、産○新聞が忌部神社でこの織物が作られ始めたことを報道してます(実際に今年度(2019年)の奉納もあったようです)
つまり、徳島県の忌部氏の家系(神社)は古くから皇室の重大な催事において重要な役割を果たしてきた事実があり、これは現代においても続いている関係性です。
これらの事実から、戦後間もない時期でもGHQが徳島県という場所、その中でも剣山を対象に「何かを調べていた」という可能性は充分にあるのではないでしょうか?
もちろん、何かというものを完全に言い切ることは難しいですが、様々な状況証拠を考えればやはりソロモンの秘宝と考えるのが自然だと思います。
徳島県剣山にまつわるミステリーまとめ
ここまで、大きな説に交えて様々な言い伝えや噂、都市伝説などを含めて剣山に関わるものを紹介してきました。
剣山は昔から霊峰として特別視されていたことは間違いなく、標高も約2000メートルと四国の中では非常に高い山の1つです。
その中にあって、日ユ同祖論から派生した様々な伝説や、伊勢神宮との不思議なレイラインなど「目に見えるけれども理由の分からない謎」が多く残されている場所でもあります。
実際には登山をすることも可能な山ですので、徳島県へ行くタイミングがあればぜひ本物の剣山をその目で確認してみてください。
今後、剣山に関しての捜索などがあるという噂は聞いたことがありませんが、ひょっとすると近い将来、何かが発見されるかもしれませんね。
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