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李氏朝鮮時代の朝鮮半島の真実とは? ~奴隷制と近親相姦~

Last updated on 2020年6月29日

李氏朝鮮時代の朝鮮半島について、衣食住編では食べ物やインフラのことをご紹介しました。びっくりするような歴史がある朝鮮半島ですが、今回スポットを当てたいのは、李氏朝鮮時代の朝鮮にあった奴隷制を近親相姦の文化についてです。

今では当然、許さないような行為が李氏朝鮮時代…つまり、1910年まで行われていたんです。

李氏朝鮮には”奴隷”がいた?!

李氏朝鮮時代の朝鮮には”奴隷”がいました。奴隷といっても戦争の捕虜や犯罪者ではありません。例外もあったかもしれませんが、奴隷は生まれつき奴隷だったというのが一番正しい表現になります。

李氏朝鮮時代の奴隷…それは近親相姦の文化と実はとっても深く関わっているんです。

李氏朝鮮時代の近親相姦は”試し腹”

画像:pixaboy

近親相姦…なんとも嫌な言葉ですが、ざっくり言ってしまえば血が近いもの同士で性行為をすることです。父親と娘とか、兄弟同士とか…現代の感覚ではちょっと考えられないもの…。ちなにみ今の日本では、3親等以内の場合は婚姻ができなくなっていますので、法律上の夫婦の間での近親相姦はありえません。

さて、李氏朝鮮の話です。

李氏朝鮮時代の朝鮮では、女性は「子供を産んでこそ価値がある」ものでした。つまり、女性は子供を産むことが唯一最大の使命でもあり、その為に結婚して嫁に行くのです。そして、この時代の朝鮮では女性の人権などは皆無でした。家長と呼ばれる長男、つまり父親が絶対的な権力を持っていて、家族は従うしかなかったのです。

そして、その家の娘は年頃になると嫁に出されるわけです。嫁に行く女性の価値を決めるものは「子供を産めるか」です。つまり妊娠できる女性であることが大切でした。そこで、結婚前に父親や兄弟、叔父などで娘を犯して妊娠させた状態で嫁入させたんです。これはどういうことかというと「この娘は妊娠できる身体です」という何よりの証拠というわけ。

これが「試し腹」です。

時代が違うとはいえ、ちょっとなに考えてるか解らない…と言いたくなる話ですが、これは事実なんです。

そして、アメリカの雑誌「The Great Human Diasporas: The History of Diversity and Evolution」には、韓国人のゲノム配列を調べたところ、近親相姦を繰り返さなければできないようなDNAの配列が確認されたという内容の発表がされています。

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参考資料 

朝鮮の資料室 
Carat Woman 
The Great Human Diasporas: The History of Diversity and Evolution

近親相姦で生まれた子供が”奴隷”だった?白丁という身分の低い人たちもいた

 

画像:pixaboy

試し腹で近親相姦されて妊娠した場合でも、当然、子供は生まれてきます。ですが、生まれてきた子供は、母親が嫁いだ家の子ではありません。

生まれてきた子供は嫁いだ家の子として大切にされるわけもなく、ぞんざいに扱われて大人になることも珍しかったそうです。そして、運よく大人なっても一生奴隷の身分のままでした。奴隷になると、名字も与えられず所有物として扱われたそうです。

そして、奴隷ではないものの白丁という身分が低い人たちも存在していて、仕事や住む場所などが制限されていたともいいます。白丁は人間ではないとされていたので、規則を破っても刑罰はありません。その代わりに、リンチによって殺されることも多く、劣悪な環境で生活していたそうです。勉強することを禁じられ、結婚も自由ではなく、家に屋根瓦を使うことも禁止されていました。

それでも白丁は奴隷ではなく誰かの所有物ではなかったわけです。となると、奴隷の身分だった人たちの生活はもっとひどいものであったことが用意に想像できます。

この奴隷制や身分制は、日本との併合の前年まで続きました。そして、日韓併合の際に、日本はこの身分制度を廃止するように圧力をかけ、支配的階級の両班は激しい抗議デモを行って対抗したそうです。

ちなみに、韓国や北朝鮮では差別用語として「白丁」という言葉を使うことがあるそうです。日本との併合がなければもっと長い間続いていたかもしれない差別…今でもその差別意識の痕跡があるのかもしれません。

参考資料 

李榮薫『大韓民国の物語』永島広紀訳、文藝春秋、2009年2月
黄文雄『立ち直れない韓国』光文社
日本国土 

日本との併合で朝鮮半島は近代化し奴隷や白丁は救われた

画像:pixaboy

「歴史認識」日本と韓国の関係を語る上でよく使われるこの言葉ですが、日本との併合があったからこそ、李氏朝鮮時代の奴隷やひどい身分制度がなくったのは歴史的事実です。

ですが、差別されていた人を解放し、平等に教育を受けられるようにして、名前を与えたという歴史は学校では教えられることはほとんどありません。

まとめ

李氏朝鮮時代の奴隷は、試し腹で生まれた子供や身分の低いものなどだったと言われています。奴隷や奴隷的な身分だった人たちを解放したのは紛れもなく日本だった…。その事実はもっと知られてもいいのではないでしょうか。

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