Last updated on 2020年6月29日
地底人っていうと、なんだかロマンがありますよね。
昔、ウルトラマンとか特撮ヒーローものでよく登場していたような気がします。
地球には皆さんご存知の通り、地表の下には「地殻」があり、その下にはマグマが流れる「マントル」があります。
そしてその遥か下に地球の「核」が存在しています。
そんなマグマだらけの中に地底人の住む場所なんて、ありませんよね。
普通に考えれば・・・。
公開日:2019年8月31日 更新日:2020年1月8日
なんと17世紀から地球空洞説が唱えられていた!
画像引用元:Google画像検索
凄い話ですよね。
17世紀後半、正確には1692年にイギリスの天文学者であるエドモンド・ハレーは「地球空洞説」を唱えました。
この地球空洞説の中で「ハレー彗星」の名付け親であるエドモンド・ハレーは「地球内部は明るくて、そして居住可能な地域が存在している」と驚きの内容。
更に「発光性のガスによってオーロラがめぐり太陽のように明るい」と説いたんです。
当時の人からしたら「なぁ~に言ってんだこのひとは」て感じで生暖かい目で見ていたんでしょうが、
エドモンド・ハレーに続き1770年頃、数学の天才で「オイラーの公式」で有名なレオンハルト・オイラーまでもが地球空洞説に同調し始めました。
それから続々と各種名学者たちが「地球の中は空洞で住める場所が存在する」「その中は地表よりもはるか昔より文明が存在している」と言い始めたのです。
北極から南極に「抜けてしまった」人の伝承
ちょうどその頃、北欧ノルウェーの漁師が漁に出ている最中に大しけに迷い込み、気がついたら巨人の国に迷い込んだ、という話が出てきました。
その漁師は親子でブリテン島よりも遥か北部で漁を行っていたのですが、突如出現した霧(大しけ)に出会い、遭難を危惧して無我夢中で航海を実施した所、暗闇を抜けたあとに陸地にたどり着き、そして身長が3mほどもある巨人たちに出会ったというのです。
巨人は1人ではなく集団で、なんとか言葉が通じた為、遭難しかかっていた旨を伝えると食料や水を与えてもらえ、休養を取らせてくれたとのこと。
とても親切で、見たこともない建物が並ぶ中、数日間寝食を共にしたそうです。
故郷に戻らないと行けないと伝えると、道しるべを教えてもらい、そのとおりに船を出していきました。
船は再び濃い霧の大しけに覆われ、暗闇を抜けるとそこには地平線が見え、船を着岸させると、なんと彼らはアルゼンチンに到着していたのです。
北欧ノルウェー北部といえば北極海。
北極海で迷って巨人の国に入ったら、なんと南極から出てきてしまったわけです。
この話が地球空洞説に拍車をかけ、北極と南極に出入り口があり、地下には巨人の国が存在する、という伝説が完成しました。
ナチスドイツのヒトラーも南極から地下世界を目指していた
第二次世界大戦が始まる頃、ナチスドイツの総統アドルフ・ヒトラーは、地下世界こそが伝説の「アガルタ世界」(シャンバラ)であると考えており、幾度となく南極探検部隊を派遣していました。
敗戦色が濃くなるにつれてその派遣は中止せざるを得ませんでしたが
南極の他にもチベットや北極海など、シャンバラへとつながる可能性がある箇所をくまなく探索していたということです。
ブラッド・ピット主演の「セブン・イヤーズ・イン・チベット」もその背景を舞台にした映画ですね。
▼若き日のダライ・ラマとハインリヒ・ハラーの交流を描いた名作▼
オカルト秘密結社である「トゥーレ協会」がバックグラウンドにいたナチスドイツからすると、伝説のシャンバラは喉から手が出るほど欲するものだったのでしょう。
結局地底人は居るの?居ないの?
結論としては現在の段階では「わからない」です。
そりゃそうですよね。
過去500年にもわたって様々な人々が地球空洞説をもとに探検を行って、今の段階では確たる証拠が出ていないわけですから。
「わからない」としか言いようがありません。
しかし、近年の調査によると地殻の下に存在するマントルにはマグマが滞留している地区が多数存在することがわかっており
その場所については温度も低く、かなり広大な面積が存在しているといわれています。
旧ソ連から現ロシアにかけて、地下マントルを調査するための掘削作業が行われていましたが、それも地下12キロメートルの段階で温度が300度を超える地熱でドリルの先端が溶け、掘削作業を断念したという記録もあります。
(コラ半島超深度掘削坑実験)
12キロメートルも掘削できたということ自体が凄いことですが、自然の摂理には勝てなかったようですね。
南極大陸は全世界の国家が領土を主張しないという特殊な環境な上、分厚い氷の上で様々な調査が行われていますが
巨大な穴からUFOが飛び出してきた、という話や、アメリカの探索「ハイジャンプ作戦」による氷雪の中の「緑の荒野の発見」など、様々なミステリーに覆われています。
南極の全貌が把握できたら、もしかすると「地下世界への入り口」も見つかるのかもしれません。
世界の探検家たちに期待しましょう!
▼地下世界を実際に目の当たりした衝撃の著作▼
北極圏で猛烈な嵐に曝された父子の漁船が、命からがら行き着いた先は、異次元の地球空洞世界だった。内部中心には白い電気の雲に覆われた太陽(スモーキー・ゴッド)が輝き、聖書に描かれたエデンの園が実在していた。サンスクリット語に似た言語を話す長寿の巨人族、巨大動植物群、電気を応用した交通網、謎めいた通信技術、黄金の建造物…外部世界へ帰還するまでの2年間で体験した驚愕の詳細レポート。
出典:https://www.amazon.co.jp/
こんにちは〜。
初めて投稿します。
記事読みました。すごくワクワクするお話ですね。
私も興味があります。ある人がこんな事を言っていました・・・・・
『今見ている姿がその物の真の姿ではない』と。この言葉が大好きで、
ひょっとしたら、私は人間の姿はしてるけど、真実の姿はゾウさんかもしれません。みたいな・・・
私が思うに、空洞よりかは次元が異なる世界が同時に存在してる。
こんなイメージを持っています。