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アメリカ都市伝説「ブラッディ・マリー」の元になった話や正体について迫ります。

Last updated on 2020年7月2日

ブラッディ・マリーという都市伝説をご存知ですか?

この都市伝説は様々なテレビ番組や心霊番組等で取り上げられているため知っている方は多いかもしれません。

今回の記事では、この都市伝説が生まれる原因になった話やブラッディ・マリーの正体に迫っていきたいと思います。

ブラッディ・マリーとは?

この話の「ブラッディ・マリー(別名:ブラッディ・メアリー)」はアメリカの都市伝説に登場する一人の女性の事です。

真夜中に鏡の前に立ち、彼女の名前を呼ぶと姿を現すとされています。

これは日本でいう「こっくりさん」と同じ降霊術として知られています。

この恐怖の都市伝説は映画化されていますので興味のある方はぜひ!

彼女を呼ぶ方法

彼女を呼ぶ方法については詳しくは別記事で紹介したいと思いますが、内容をより詳しく理解するために簡単に紹介します。

降霊方法
  • 真夜中に一人で鏡の前に立つ
  • 3回「ブラッディ・マリー」と名前を呼ぶ
  • 呼び終わったらその場で3回まわる

これが簡単な説明です。

また、このやり方には様々なバリエーションが存在しますので、それはこちらの記事で紹介しています。

ブラッディ・マリーの正体

このブラッディ・マリーの正体にはいくつかの説があります。

正体
  • 魔女説
  • 幼い子供を亡くしてしまった母
  • 若くして死を迎えてしまった女学生

などの様々な説があります。

最も有力な説は魔女ではないかと考えられています。

ブラッディ・マリーは500年前に存在していた!?

それは「血塗れのメアリー」と呼ばれていた「メアリー1世」という女王(上記の写真)です。

メアリー1世

メアリー1世はイングランド初の女王です。

この女性は安定しない身分と両親の離婚、後継者争いで命の危険を感じるなど波瀾万丈上な人生を送ってきたとされています。

なぜ血塗れのメアリーになった?

メアリー1世は「ヘンリー8世」と「キャサリン・オブ・アラゴン(以下キャサリン)」の娘としてグリニッジ宮殿にて誕生しました。

しかし、ヘンリー8世は跡継ぎに必要な男の子を生まないキャサリンを見捨て、アン・ブーリンと再婚することを決めました。

そのため、キャサリンとメアリーの身分は召使にまで格下げされてしまったのです。

それからの日々は、アン・ブーリンの子供の世話と手下からの暴力に怯える地獄のような日々が続いたそうです。

当時離婚は宗教によって禁止されていたのですが、ヘンリー8世は正式にキャサリンと離婚するため国の宗教をプロテスタントに変えてしまったのです。

そして、司教はヘンリー8世のキャサリンとの離婚を認めアン・ブーリンとの再婚を正式に決めたのでした。

メアリーとキャサリンが通った教会は異端の教会として破壊されてしまったのでした。

メアリー復讐計画の始まり

しかし、ヘンリー8世とアン・ブーリンの間には跡継ぎである男の子が生まれないままこの世を去ってしまったため、王位継承はメアリーのものになりました。

1553年イングランド初の女王に国民は大喜びだったそうです。

彼女は幼いころから美しいと有名だったため、イングランドの女王になってからは各国からの結婚依頼が止まらなかったのです。

彼女自体結婚に対して興味があったわけではないのですが、このまま跡継ぎを生まなければ、あの憎いアン・ブーリンの子供に王位継承権を奪われてしまうため、それだけは避けたいがために結婚を決意します。

そんな中、スペインの王子「フェリペ」からの結婚の申し込みを目にしました。

彼はハンサムなことで有名で、実際彼女もこのフェリペに一目ぼれをしてしまったのです。

そして、フェリペとメアリーは結婚をし、ついに彼女による恐ろしい復讐計画が始まったのです。

ある日、彼女は自分の父親の離婚と再婚を認めた司教を呼び出しました。

そして、その場でその司教に「火炙りの刑」をその場で言い渡しました

これを機に彼女は女子供容赦なく、約300人ものプロテスタントの教徒を火炙りの刑に処したのです。

その後、自分に逆らう人間を殺し彼女は「ブラッディ・マリー」になっていったのでした。

フェリペは母国スペインとフランスの戦争にイングランドも参加するように促され、参加したものの、この戦争により領土を失う形になってしまったのです。

このようなことから、彼女はイングランド1の嫌われ者になってしまいました。

メアリーの死

1558年彼女は卵巣腫瘍によってこの世を去りました。

即位からたった5年でこの世を去ってしまいました。

王位継承はなんとあの「ヘンリー8世」と「アン・ブーリン」の間に生まれた「エリザベス」が王座に就いたのです。

その後のイングランドは彼女の死を喜び、命日は祝日として200年間「圧政から解放された日」として祝われました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

これがあの有名な都市伝説「ブラッディ・マリー(別名:ブラッディ・メアリー)」の元となった話です。

最初は波乱万丈な人生に悲しみを同情する形でしたが、最後は復讐に燃え美しさからは程遠い女性となってしまいました。

現代はお酒として彼女の異名「ブラッディーマリー」が残っていますが、そのお酒の色は何とも血の色に近い鮮やかな色をしています。(味はすごくおいしい)

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